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2014年03月の林檎の日記

林檎の日記 2014年03月 の日記

目的不明の部活で、特に何をするでもなく部室で過ごすというアニメがGJ部です。一風変わった部活、猫耳、小学生みたいな先輩、メイド、散りばめられたファクターは定番、悪く言えば手垢のついたものばかりです。にもかかわらずこの作品は、私の知る限り最高の依存性と最悪の禁断症状を併せ持つAAA+の危険なアニメーションに仕上がっています。第一話のAクールを見てしまったら最後、脳をやられ現実世界に引き戻す事は苛烈を極めます。治療方法として、パソコン、テレビなどGJ部を写しうるあらゆる機器から隔離し、激しい禁断症状と戦いながら時間が解決してくれるのを待つという方法が知られています。しかしながらこの方法では治療期間が長期に渡るばかりか、社会生活に復帰した後に再発する確率が高いと言われています。そこで短期間で根本的に治療する方法として行われているのが、椅子に縛り付けて最終話である第12話を強制的に連続試聴させるという荒療治。第12話はGJ部最後の良心とも言える回で、先輩方の卒業式、そう別れが描かれるのです。第12話こそがGJ部の世界に別れを告げて視聴者を現実世界に引き戻す役割を担っているのは明らか。しかし重傷者にGJ部が全何話であるかを問うと「GJ部は全11話である」という答えが返ってきます。一人の例外もなくです。彼らに嘘をついているという自覚はありません。終わりが来るという恐怖と、心にぽっかり穴があいてしまったような喪失感に耐えられず、無意識的に12話の存在を拒否し無かった事としているのです。

大変に不思議なアニメです。GJ部の危険性は衆目の一致をみていますが、なぜここまで危険性を持つに至ったのかについてはコンセンサスが得られていないのです。「主人公のキョロがかわいいからだ」「なにか怪しい電波が出ているのではないか」「森さん!森さん!回って森さん!」など諸説が入り乱れている状態です。私見を述べされて頂くと、GJ部は青春を描写することに成功したのではないかと私はみています。猫耳も小学生みたいな先輩もメイドも私の青春にはそんなもの有りはしなかった。だのに、だのに、この胸の高鳴りは? むず痒くなるような感覚は? 私にはこれを"青春"としか表現出来ません。

古池や 蛙飛びこむ 水の音

芭蕉は静寂を音でもって表現し、GJ部は青春ではないもので青春を表現しました。

皆さんに警告したい。私には危険を知りながら座視する事なんて出来ない! GJ部 りぴーと! でぃすくなるものがこの度発売されました。GJ部全12話を一枚のディクスに収めたBlu-rayです。ディスク一枚に三話以上収録してはならないという暗黙の了解をぶち破った勇気には、大いにエールを送りたい。しかしなんて事をしてくれたのだ、よりにもよってGJ部とは。これでは、ディスクを交換しないでぶっ続けで視聴出来るじゃないか。恐ろしい。しかもなんとこのディスクには、1~11話だけをリピートする機能が搭載されています。これはひどい、GJ部というアニメの特性を熟知した者の犯行です。手元にあるGJ部 りぴーと! でぃすくで本当にリピートするか確認したのですが、これが本当に11話で1話に戻るんですよ。12話の存在を隠すために11話には次回予告が無い。完璧な仕事です。完全に殺しに来てる。これほどデンジャーなBlu-rayが規制もされず大手を振って売られているなんて、日本の狂気ここに極まれり。あ、今GJ部の最終話である11話がちょうど終わった所です。三巡目を観ないといけないのでこれで失礼しますね。アデュー。


GJ部

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