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2010年07月の林檎の日記

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林檎の日記 2010年07月 の日記

「星を継ぐもの」で思ったのですが、これって結構名訳といいますか、名邦題な気がする。原題が「Inherit the Stars」なので、それを「星を引き継ぐ」とか訳していたら萎え萎えですよ。数文字違うだけでこうも印象が違うものなのか。そんなこんなで気になったので名邦題を小説、映画なんかから探してきた。それを「原題をうまくアレンジしたなと感じるもの」「直訳のような気もするけれど、だがそれがいい」「まったぐ違うけど、だがそれがいい」の三ジャンルに分類してみた。大体この三つに分類可能な気がする。

■ 原題をうまくアレンジしたなと感じるもの

Inherit the Stars
→ 星を継ぐもの

Gone With the Wind
→ 風と共に去りぬ

For Whom the Bell Tolls
→ 誰がために鐘は鳴る

The A-Team
→ 特攻野郎Aチーム

■ 直訳のような気もするけれど、だがそれがいい

Androids Dream of Electric Sheep?
→ アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

The Beast that shouted Love at The Heart of The World
→ 世界の中心で愛を叫んだけもの

The Catcher in the Rye
→ ライ麦畑でつかまえて

■ まったぐ違うけど、だがそれがいい
First Blood
→ ランボー

Sister Act
→ 天使にラブ・ソングを…


ベタですけど、「風と共に去りぬ」は素晴らしいと思う。「風と共に行ってしまった」をよくもうまく加工したものだ。訳者の技量は当然素晴らしいとしても、この事で日本語の懐の深さをみた気がした。
それにしてもざっとみた感じ良い邦題は、古い小説、古い映画に多いような気がします。最近は原題をそのまま使うようなケースが多いからかなー。私はドンドン邦訳するべきだと思いますけどね。日本語なら細かいニュアンスなんかも伝えられるわけですから。それによく分からない単語を使われるとなんとなくカッコイイですましてしまうし。例えば「インデペンデンス・デイ」を「独立記念日」と正しく訳せた人が当時どれくらいいたかって話ですよ。私はなにか驚くべき事が起った日だと思ってた。

SF小説家のジェイムズ・パトリック・ホーガン氏がさる2010 年7月12日に逝去されました。享年69歳でした。ああ、ホーガンもとうとう逝ってしまいましたか。常人よりSF好きになる切っかけがホーガンの「星を継ぐもの」を読んだことでした。それからもう海外、国内を問わずSFを買いあさったものです。今ではすっかり、好きな小説のジャンルは?と聞かれれば立ち上がって右手を挙げて大きな声で「サイエンス・フィクション!!」と叫ぶような大人になりました。それでもいまだに星を継ぐものを超えるSFには出会っていません。

星を継ぐものの原著が1978年、日本語に翻訳されたものが1980年に初版なので今読むと少々古臭さを感じる文章です。でもそんなの関係ないね。星を継ぐものの価値を下げる理由になんてならないね。そんなんぶっとんでしまう。
星を継ぐものではあまりスペクタクルなイベントは発生しません。基本的に会議室で科学者が集まってあーでもない、こーでもないと議論するのがメイン。場面の転換すらほとんど行われません。「事件は現場で起きてるんじゃない!会議室で起きているんだ!」状態。一見飽きがきそうなんですが、そんな事はまったく無し。とまらなくなって後半に行くほどむしろ加速する。少しずつ明らかになっていく謎、次々に収束していく伏線、美しい、なんて美しいSFなんだ。
最後に星を継ぐものの巻末の煽りを引用しておきます。

"月面で発見された真紅の宇宙服をまとった死体。だが綿密な調査の結果、驚くべき事実が判明する。死体はどこの月面基地の所属でもなければ、ましてやこの世界の住人でもなかった。彼は五万年前に死亡していたのだ!"

J.P.ホーガン

年俸たったの1円で新しい出版社のプロデューサーとして雇われました

年俸1円とかは正直どうでもいいのですが、講談社の新子会社「星海社」が無料で小説やらマンガやらをWEBで公開する事を決めたというのはどうでもいくない。どえらい事になったでー。なんでも予定では、右クリックOK、DRMなにそれ美味しいの?、コピペウェルカム、Torrentにみずから放流(保留中)なサイトになるとか。どえらい事になったでー。ニュースにもなっていたのでいくつか見たのですがいまいちこれでどうやって稼ぐかがいまいち不明。サイトに載せる広告?それとも実際にWEBで公開した小説を出版するらしいのでそっちで稼ぐ?ビジネスとしてうまく回るんだろうか。


リンク先のfladdict氏も「僕らはグーテンベルグ以降最大の情報革命のまっただ中にいるわけです」と書いています。出版業界も例外ではなく、近い将来に、大混乱、ひっちゃかめっちゃかになるのは必至。私個人の考えとしては、星海社のようにコンテンツを無料で配ってはいかんと思う。ある小説を読む"権利"を一回購入するとPCでも、携帯端末でも、実際の本でも(紙代、印刷代、輸送費なんかは加えて払わないと駄目かも)読めるようになる状態が理想だと思う。広告費なんて頼りない物をあてにしていると、良いコンテンツを作った人にちゃんとお金が戻らずやる気がなくなると考えます。ただ私の考えとは違うけれど、星海社のオフェンシブな取り組みはバッチこい。もっと暴れるんだ。なぜなら今は情報革命のまっただ中だから。出版業界の、WEBのあるべき未来の姿なんて誰も知らないから。これから必要なのはカンブリア爆発。あらゆる進化の可能性を秘めた種をとにかくいっぱい出す。種は多ければ多いほどいい。それらは淘汰されて時代の流れに適応した種だけが生き残ります。それは権利にお金を払うのか、無料で配るのか、それらが共存するのか、まったく別の方法をとるのか。ゾクゾクしてきた。どういった方向に時代は流れるのか、刮目してみよ。

Kindle2 iPad

え、誰ですかあなたは。いつの間にそんなに大きくなっていたんですか。なんかいつの間にかGoogle Chromeが拡張機能に対応していてFirefoxばりのリッチな拡張機能が付いていたんですが。私のなかでChromeは、拡張したかったらGreaseMonkeyに頼るしかなくて、GreaseMonkeyの能力を超えた事は出来ない子だと思っていたのですが、もうそんな認識は古いのですね。でもよく考えると毎日使ってたのに。アプリケーションショートカット機能を使って、HootSuiteおよびGmailスペシャルとして使っていた。普通にChrome単独で起動しなかったから、あなたの成長に気づけなかったのね、ごめんなさい。この無能な私をもっと憎んでちょうだい、もっと罵ってちょうだい。

とりあえず、はてなブックマーク GoogleChrome 拡張VerticalTabsSmooth GesturesFirebug Lite for Google Chromeをインストールしてみた。すごいなすごいな、Lite版とはいえFirebugも動くのか。これは、Chromeの紹介文直さないとなー、Firebugのアドオンみたいにカテゴリを作るのもいいな。

Google Chrome

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